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The Importance of Postoperative Rehabilitation after TTA 十字靭帯断裂リハビリの重要性

十字靭帯断裂の手術そのものは
内臓を切るわけではないので全身麻酔というリスク以外は
犬にとって体への負担はありません。

それ故、
麻酔から覚めてからが大切であり重要となってきます。

でも、できるなら靭帯断裂という怪我は避けたほうがいいに決まってます。
ピースが2歳という年齢で靭帯断裂を起こした理由を私は次のように考えています。
・成長期の段階でのジャンプ
 ジャンプした時の着地において膝の捻転を繰り返し
 部分断裂を起こし、断裂にいたった。

飛びついたぐらいで断裂は起こりません。
着地に問題があったはずです。
断裂した瞬間はキャンと泣いたはずなのですが私が現場にいなかったので
解りません。

断裂すると犬の足がどうなるか・・・
まず足をつきません。立っている時などは足を上げているはずです。

画像は左足の断裂した時の状態です。
この時はまだ断裂の診断はくだっていません。
つけば痛いのでこのように足を上げる仕草が必ず出ます。

ピースの場合、足をつかないので
すぐ病院に行きました。
ただこの時は断裂の診断はつかず捻挫ではないかという事で帰りました。
1ヵ月後 膝が腫れてきました。
この段階で膝が動くので断裂ということで専門病院へ
半月板の損傷は関節鏡で見ないと解らないということで
さらに1ヵ月後手術。
手術までの1ヶ月で半月板の損傷がかなり進みました。

ピースは今現在半月板はほとんどありません。

左足の手術の時に右足も部分断裂を起こしているので
1年以内に断裂する可能性が高いと診断されました。

右足の時は足を上げて痛がってすぐ手術をしたので
半月板を削ることはありませんでした。

関節鏡を使って膝を触った場合
術後、絶対に傷口を舐めさせてはいけません。
舐めると感染症を起こすからです。

ピースの時も舐めたらどうしよう・・・と私のストレスはピークでした。
ピースはさほど気にしなかったので良かったですが
気にする仔も多いはずです。
変に包帯をすればそれが気になり舐めてしまう。
可能なら抜糸まで入院させてもらうのが良いだろうな・・・と考えます。

抜糸までの2週間はエリザベスカラーもしてるので犬も大変です。
抜糸が終われば少しづつ時間を延ばしながらリードを付けて
ゆっくり歩きます。
これを2ヶ月間

その後の2ヶ月間でゆっくり座る、歩く、などのリハビリを
足の状態を見ながら進めます。
飼い主が犬と一緒に日常生活の中で出来るリハビリ。これが大事です。

術後の4ヶ月間は走ったり、階段などは止めたほうがいいと考えます。

画像は最初の手術の時です。2009年6月
まだ抜糸前で排泄の時のピースです。