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十字靭帯断裂-TTA手術  In the case of Doberman peace

ピースが十字靭帯断裂でTTAの手術を受けて左足が2年、右足で1年が経ちました。
ピースの後ろ足にはチタンのプレートとボルトが入っています。

骨のつき方や角度は犬によって個々違います。
プレートやボルトをつける角度はとても重要なことです。
この角度を誤るとプレートの破損に繋がり
再手術という最悪な結果が待っています。

ピースは靭帯断裂の手術では有名な病院で受けました。
が、主治医の先生も手術に立ち会ってくださいました。

この先生とも長いお付き合いです。
今年で22年になります。

腹膜透析、遠位尺骨成長板の早期閉鎖の骨切り手術、白血病、出産、靭帯断裂
拡張型心筋症
その時は犬と一緒に必死で病気と向き合っているので解りませんが、
こう書いてみると、けっこうな数の病気と出会っているなと思います。

難しい病気ですが、
先生はまずは犬の立場に立ち治療方針を決めていく。
むやみにお薬も検査もしません。

ピースは幼少時に目の調子が悪くなり眼圧検査をしたのですが
暴れることなく普通に受けていました。

不思議な病院で
大きいわけでもないし、設備が豪華なわけでもありません。
でも犬達、猫達はこの先生の前ではとても穏やかになります。
保定も動物を刺激しない方法なのかもしれません。

この先生に任せておけば大丈夫。という安心感が飼い主にあります。
これは大切な部分だと感じます。

靭帯断裂は術後の管理がポイントです。
特に大型犬となると飼い主の精神的な負担は相当なものです。
海外では動物のリハビリ施設などがありますが
日本ではまだリハビリはこれから伸びていく分野だと思います。

ピースもリハビリをどうするか?
水の中がいいのか?

と、先生に相談したら

平地をゆっくり歩く事とお座り。という指示を受けました。
お座りができれば膝の可動域が出来ていると考えられます。

これは仕事を持つ私にとってもストレスがかかりません。
リハビリに通うとなれば時間を作らないといけません。
でもこのやり方は一日出来る時間帯に犬とゆっくり向き合い出来ます。

ピースも最初は膝がまがらず
足が外に逃げる状態でした。

でも、1年経った今では綺麗なお座りをします。
リハビリも普段の生活の中で焦らずコツコツやることがポイントだと感じます。

犬達も様々な病気や怪我をします。
高額な医療もあります。
でも、やはりその時に一番に考えていくべきことは
・犬の負担になるような治療は避ける
・飼い主の出来る範囲のことをやる
私はこの2点をいつも考えて方針を決めます。
まだまだ治療費は高額です。
靭帯断裂の手術も決して安くはありません。

ピースの手術の時に病院で出会ったゴールデンの飼い主さんが
「高いもんね・・・もう一方の足も時間の問題だからお金をためておかないと^^」と
おっしゃって2人で「ほんとに、ほんとに、高いからね^^」と話したことがあります。

犬達は飼い主が一生懸命自分の事を考えてくれていることを理解していると思います。